宮本武蔵亡くなった日の5月19日(1645年・旧暦)に『有明抄(250519)』は二刀流を思う◆「二刀流」の剣豪といえば武蔵◆学生時代、吉川英治の『宮本武蔵』を読み、強烈に引きつけられた。心に残る言葉は「我事において後悔せず」◆武蔵も「たけぞう」と呼ばれた頃はただ強いだけの若者だったが、出会いを重ねながら「むさし」という人格者に成長する。吉川英治の創作だったとしても、読者に感動や影響を与えるならそれでいいと考えたりする◆とはいえ武蔵のように劇的な変化を遂げることは少ない◆ところで、ロサンゼルス市は昨年、ドジャースの大谷翔平選手の活躍をたたえ、5月17日を「大谷翔平の日」に制定。武蔵に負けない伝…