「歌 連歌 乱舞 茶の湯を嫌う人 育ちの程を知られこそすれ」と細川藤孝(幽斎)が言っていたそうです。 当時の武人達の教養には上の四つの習い事は欠かせなかったとか。その藤孝、和歌の教養で命拾いをしたというエピソードを持っています。ところが、お茶では、命拾いどころか、利休の様に命を落とす人も出て来ます。利休の弟子・山上宗二(やまのうえ そうじ) も処刑され、そして、同じ利休の弟子・古田織部も命を落としました。利休七哲の一人・瀬田掃部(かもん)も、茶湯が原因ではありませんが、粛清されています。婆の義父も言っていました。「茶湯は家を滅ぼす」と。 今回は山上宗二が秀吉の怒りを買って処刑されてから、利休の…