百人一首第49番目の歌の作者は大中臣能宣朝臣おおなかとみのよしのぶあそんです。 この人は三十六歌仙の一人であり、後撰和歌集の選者でもありました。 今回は大中臣能宣朝臣について紹介します。 大中臣能宣朝臣とは 生年921年、没年は991年。 伊勢神宮の祭主の家柄の人でした。大中臣家は代々歌人を輩出してきた家系。百人一首第61番目の歌の作者伊勢大輔の祖父にあたります。 ちなみに、この歌の作者は大中臣能宣朝臣ではないのではないかと言われています。誤って紛れ込んだものだと考えられています。 その真偽については、今後の研究の結果を待ちましょう。 この歌は、宮中の門番が燃やす篝火のように、夜ともなれば燃え…