「暖簾(のれん)」とともに代々引き継がれてきた古い看板で一番最初に思いつくのは「呉服店」でしょうか。日本の老舗百貨店のほとんどが呉服商から発展したそうです。 その次は私の大好きな「酒店」。「酒造蔵(造る)」「酒販店(売る)」「居酒屋(呑む)」。どれも良いですね。 そしてもうひとつあるとすれば「和菓子屋さん」ではないでしょうか。「御菓子司」なんていう古い看板をよく見かけますね。「おんかしつかさ」と読むそうです。日本には「四季」があります。そして四季折々いろんな伝統行事が行われます。そこに欠かせないのが「和菓子」です。和菓子屋さんは単なる食品や甘味を売るのではなく、日本の「伝統」を売っているのです…