2年ほど前に完結したSF大作「天冥の標(てんめいのしるべ)」(著:小川一水)を、実はまだ読んでいません。もう2年も経っているのかと驚いています。時間が経つのは本当に速い。 「天冥の標」は、あらすじなど見てもいかにも私好みですし、家族からも勧められていて、その家族はリアルタイムで追いかけて購入していたので我が家に全巻揃っており、つまり私が読みたくなったらいつでも読める恵まれた環境にあるのですが……、この「うちにある本は後回しになってしまう」現象に、何か名前はあるのでしょうか? それはともかく、最近、SFの短編を読みたい気分になって、同じく小川さんの著書で、まだ読んでいなかった短編集「アリスマ王の…