堺屋太一「日本を創った12人(前編)」(PHP新書)を読みました。1996年刊。 聖徳太子、源頼朝、織田信長、徳川家康が選ばれているのは納得です。しかし、光源氏(上品な政治家の原型)と石田三成(日本型プロジェクトの創造)はいまいち納得できませんでした。 この本が書かれたのは30年近く前のことですから、当時は上品な政治家や、実務者である若手官僚主導のプロジェクトも多かったのかもしれませんが、令和の現在に読んでもピンときません。そもそも上品な政治家が思い浮かびませんし、今は昔ほど官僚主導ではないですからね、 とは言っても、文章が上手く説得力はあるのです。読む価値はあると思いますが、個人的感想として…