冬の最中。夜は落ちる。季節柄なのか、日照時間が少なくなることによる脳内物質の低下が引き起こすのか。昨年もこの時期から大きく落ちていた。あの時はバースデー・ブルーなどとうそぶいていたが、どうやらこの気分の落ち込み方は本物のようであり。気が滅入る、ともまた異なる。あれは瞬間的に訪れるものであって、落ち込みは期間単位で長く続く。かと思えば10分やそこら日に当たっているだけで、爆発的に気分が向上したりもする。季節的な双極、対比による相対的な落ち込み、なのだろうか。不幸なことに夜は長い。いや、夜が深い。それが冬。身体の機能が落ち、それに伴い脳も沈んでいく。そうであればあるほどに夜の深さが身に染みる。全身…