集中治療室で意識が戻ってから、動けない、喋れない状態が続いていた。 2日経過した頃、主治医の先生が来て「人工呼吸器を外しましょう」と話しかけてきた。 耳はしっかり機能していた為、少し不安たが、素直に受け止める事しかできない。 今まで味わった事と無いような苦しみ(肺に手を入れられて抜き出すような感じ)に耐えながら、無事に人工呼吸器が外れた。 その後、数十本の管は体に繋がれたままだったが、4日目あたりでようやっと少し声が出るようになり、5日目には集中治療室から一般病棟に移る事が出来た。 一般病棟では1週間程ベット上安静で生活。そしてリハビリが始まった。 最初は立ち上がる事すら目眩がして出来なかった…