魔物を狩る蛍に男の意地を見た <村にいついた半端者の渡世人、蛍の源吉は酔いどれのお六という女から怨念坂の化け物のことを聞かされる。村の顔役の大総代の女房お冬は、お六が村に流布させている化け物のうわさ話を払拭するため、怨念坂にうわさの真偽を確かめに行く者を募るが、名乗り出たのはその蛍の源吉だった。蛍の源吉が自分と同じく姉の存在に思慕を抱いていることを知る紋次郎は、その源吉と行動をともにし、怨念坂へと向かうが、そこで紋次郎たちが見たのは、二人を待ち受ける化け物ならぬ浪人たちの姿だった> お六を演ずる東映の看板女優でもあった太地喜和子が艶っぽい魅力を見せる本作。悲惨な事故死が今でも悔やまれる女優さん…