チャットGPTが話題になっていますが、医療の世界でもAIの利用がいろいろと試みられています。画像診断と問診でもAIが利用されるようになってきました。 例えば胸のレントゲン写真で肺がんを疑うような丸い影(これを結節影といいます)が、AIを用いることで見落としが減るのでしょうか。現在日本人の死因の第1位が肺がんであることはご存知だと思います。部位別で見ると男性の第1位、女性の第2位が肺がんです。ちなみに女性の第1位は大腸がんです。肺がん検診は多くの自治体で行われているのは、肺がんを早期に見つけることが目的です。 AIを併用した放射線科の専門医とAIを併用しない放射線科専門医で肺がんを疑わせる結節影…