教育部の歴史 戦前の新聞研究室に端を発し、日本のメディアの環境の写り代わりとともに変化してきた情報学環教育部、その歴史を知れば、さらに教育部で学びたくなるかもしれません。 【戦前】 教育部の前史は、新聞記者をしていた小野秀雄(明治43年帝大独文卒)が、大正8年(1919)に岩崎家の奨学金を得て大学院に入学し、古今東西の資料を集めながら、新聞理論や広告の研究を行ったことに端を発します。 関東大震災後の復旧過程で、新聞の発行部数が増大し、新聞の重要性が高まると、渋澤栄一(寄付者総代)らが、小野の研究をサポートし新聞業界で働く人材を教育するために、新聞講座を開設する募金活動を始めました。しかし予め了…