感染症と人間の関係 新型コロナウイルス旋風が已みそうもない。何だかAIだの何だのと浮き足立って騒いでいた世界が一変して、静まりかえったような気がする。人類がまだ免疫を持っていない、ワクチンや抗ウイルス薬がまだない、速度が速い…などで世界中で警戒しているわけだが、感染症と言うと恐怖症的になってしまう人が多いのがどうも気になる。 私は野口先生と医療史家の立川昭二先生の影響で、人間と感染症の歴史に関心があって、感染症の基礎研究的なことにも興味があるので、まめに勉強するようにしている。 私が小学校六年生で、風疹にかかった時のことだ。12才というのは少し遅くて、10歳以下の方が感染症の経過は良好なのだが…