「北國新聞」より www.hokkoku.co.jp ●伝統継承、復興へ願い込め 能登半島地震で被災した輪島市河井町の重蔵神社に伝わる県無形民俗文化財「如月(きさらぎ)祭」の神事が2日、同神社のご神体を一時的に「避難」させている石浦神社で営まれた。重蔵神社の拝殿が損傷で使用できないためで、氏子が金沢に集まって参拝し、500年以上続く神事の継承と復興への願いを込めて手を合わせた。 如月祭は毎年3月1~7日、数え49歳の男衆が当番の家にこもり、破魔矢を放つ「蟇目(ひきめ)式」の神事儀礼などを行い、地域の繁栄を祈る。今年は地震で大部分を取りやめたが、伝統の継承のため、最終日の昇殿参拝だけでも金沢で行…