外国の事として長引いているロシアのウクライナ侵攻を感じることが、日常化するのを恐れていました。 図書館にお正月にリクエストした『戦争語彙集』(オスタップ・スリヴィンスキー著 ロバート・キャンベル訳著 岩波書店)を読んでみました。 www.iwanami.co.jp これはオスタップ氏が避難民の動線をなぞり、駅のホームでケアしながら市井の多く人々の話に耳を傾けて纏め、彼らの「語彙」の奥に潜む背景を伝えるものです。ロバート・キャンベル氏は直接行動し現地入りして英語にしたものから日本語に訳されたのでした。 20人余りに絞られた語りが自分の心を動揺させ、人前では読めませんでした。このような最悪の事態が…