この本能寺の変は「永遠のミステリー」と呼ばれ、多くの歴史ファンを引き付けます。その光秀が愛宕山で初めて「謀叛の意思表示した」と云われていますが、ホントのところは…? 愛宕百韻(あたごひゃくいん)ときは今 あめが下知る 五月哉 天正十年五月二十八日※1は「愛宕山※2連歌会」が開かれた日。連歌は「発句、五七五に続き七七を付け、七七を受けて五七五…」と続けて詠みます。そして「百句をもって、ひとつの作品」となし、これを「百韻」と呼ぶ。 この「愛宕百韻」の連歌、殆どが暗号文のような“隠喩※3の連続”なのです。後に、この時の発句が「光秀が反乱を表明している」として一躍有名になりました。通説どうりに既に“謀…