所得の再分配

マイナカードなるもの、いつもクレジットカードなどと一緒に財布の中にはいっておりますが、わかっているようで良く知りません。 ちょっとおさらいします。ご存じの方は読み飛ばして下さい。 正式には、個人番号カードというのだそうですが、これをマイナンバーカード、さらに略してマイナカードとしているもの、お役所が親しみやすくしようと言う魂胆でよく使う手ですね。 政府はやっきになって普及につとめていますが、反対意見を言う人がいたり、発行手続きがわからい人がいたりで、10月末現在ではまだ75.7％、保有者のうち常時カードを持ち歩いている人は半分弱だそうです。 日本には世界に誇れる戸籍制度がありますが、各種行政手…

３８０００円から３９０００円の値動きが続き、かなり煮詰まってきた感じが出てきました。 後一度ダメ押しの下げを期待したいところですが、下げ切れず上の壁を突破することが期待したくなります。 下に突き抜けたとしても近いうちに上に突き抜けてくる弾みとなるので、個別銘柄で強気になっていきたいところです。 ダウ平均の壁もいろいろあるようですが、税制の壁を一気に取り払う方法としては１０３万円の壁を取っ払ってもそのうえにはまた壁ができ、はるか上のほうにも壁があり、働き改革を目指すのであればいっそのこと１０３万円の壁を３０万円ぐらいに引き下げてしまったほうがよいという意見も少しあるようです。 そのうえで本格的な…

おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 どう考えたって 資本主義はもう終わりだと思います。 しかし一部の金持ち達が 金の力で政治家を買収し 私利私欲のためだけに 資本主義を生きながらせようとしています。 この人たちは 100万人、1000万人が苦しもうが 自分が金を得られるのであれば 何とも思わない人たちなんですね 全然見えていないし 見ようともしていないし 見ても何も感じない。 自然界なら淘汰されるでしょう。 人類はそこまで追い込まれているように感じます。 今回ご紹介する書籍は、 【 資本主義の終焉、その先の世界 「…

確かに、財源の使い道については多くの議論があります。働きたい人への支援が不足している一方で、社会保障や福祉に多額の予算が割かれている現状があります。例えば、社会保障費は年々増加しており、これが財政を圧迫している一因です。 このような状況に対して、どのような対策が必要だと思いますか？ そもそも国は、国民から税金を集めなくてもお金を出せる。 国の財政政策や貨幣発行については複雑な側面があります。国は中央銀行を通じて貨幣を発行することができますが、無制限にお金を出すことはインフレのリスクを伴います。税収は、公共サービスの提供やインフラの維持、福祉政策の実施などに必要な財源を確保するために重要です。ま…

今注目されている103万円の壁についての説明の中に時々「ブラケットクリープ」という聞いたことのない用語が出てきて、？？と思っていたけど、理解してみると、日本経済の現状を理解する上でとても重要な概念でした。 Cambridge Dictionary では bracket creep をつぎのように定義しています。 a situation in which someone pays a higher rate of tax after receiving an increase in income that is intended to keep up with inflation 日本語だと、イ…

経済学者の発言や理論は、複雑な経済現象を解明し理解するための重要な手がかりを提供しますが、必ずしもすべてが正しいとは限りません。多くの人々が経済学者の発言に注目しますが、その主張には偏りや意図、理論の限界などが潜んでいることがあります。本記事では、経済学者の発言がなぜ必ずしも正解でないのか、その理由とリスクについて詳しく解説します。 経済学者は常に中立か？偏りと意図に潜むリスク 理論と現実のギャップ：データでは語れない経済の実態 正しい経済情報を見極めるには？誤情報への対処法 経済学者の見解と自己利益：真実か、それとも宣伝か？ まとめ 経済学者は常に中立か？偏りと意図に潜むリスク 経済学者の発…

現在選挙期間中である。 選挙結果についていろいろな見通しがなされている。 自民党中心とした与党が過半数割れになるかならないかで、見方が分かれているように思う。けれど実際日本における衆議院選挙の結果は日本の今後においてさせどの影響はない。 なぜならば今後数年以内もしく早ければ一年以内に日本周辺で戦争が起きると私は考えているからだ。私は国家の中枢にいるわけでもなにかのフィクサーでもない。ただ、事実を一つだけ知っている。↓

こんにちは。冨樫純です。 政治哲学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ノージック―最小国家論 ハーバード大学の哲学科でロールズと同僚だったロバート・ノージックは、ロスバードと同様に自己所有権を出発点としながらも、「最小国家」の必然性を論じています。 ニューヨークのロシア系ユダヤ教徒の家庭に生まれたノージックは、コロンビア大学時代に社会主義に傾倒し、プリンストンの大学院時代にリバタリアニズムに転向しました。 「様々な論議と考察によって、私は嫌々ながら、自由尊重主義的 (libertarian)と…

自民党総裁選は今日が投開票ですね。 自民党員以外は投票権ないし、誰が総理になってもこの国は変わらないから進次郎でいいか、と思っているそこのあなた。それはたしかにその通り(笑)。 でも、最終候補となるであろう3人、石破、高市、進次郎の中で、国民の生活のために動いてくれそうなのは誰かという視点で見れば、ぼくたちにとってこの総裁選は当然無関係ではあり得ない。そして、日本経済をより良い方向に導いてくれそうなのは、積極財政に理解がある高市しかいない。 漠然としたイメージで選ぶ人は石破がいいと言うだろう。でも、石破が総理になったら間違いなく経済は緊縮へ向かう。あなたがお金持ちならいいけれど(石破は金融課税…

こんにちは。冨樫純です。 政治哲学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル アリストテレスの分配的正義論との相違 正義の二原理が基礎構造に適用された社会の姿は、どのようなものでしょうか。 繰り返しになりますが、ロールズは正義の主題を社会的諸制度としています。 基礎構造は「基本的な権利と義務を分配し、社会的協働が生みだした相対的利益の分割を決定する方式」です。 これが正義の二原理に従って編成されると、諸制度を通じて平等な基本的諸自由と社会的最低限の生活(ソーシャル・ミニマム)が各人に保障されることにな…

フランス革命を忌避する権威主義者・Dr.ナイフが立民代表選で枝野幸男をdisって吉田晴美を持ち上げているようだが - kojitakenの日記 「吉田支持」表明したナイフなる御仁がくだらないから何だというのか。これが「吉田の主張はここが問題だ」とか「吉田の推薦人となった議員のＡ、Ｂ、Ｃ、Dはここが問題だ。一人や二人ならともかく、何人も推薦人に問題がある人間がいるのは評価できない」とか言うならともかく、ナイフなんて「吉田支持者の大物」でも何でも無いでしょう。世間的には全くの無名人にすぎない。こんな行為が許されるなら「枝野支持者のクズ」を見つけ出してきて枝野叩きすることもできる。まさかkojita…

新自由主義と脱成長に反対する著者らの座談会の記録やコラムを集めた本。雑誌記事が元になっているため、内容が古くなってしまっている部分があるが、新自由主義の問題点を理解する助けになった。この本での新自由主義の定義は、以下のとおり。 自由主義型経済で20世紀前半に生じた2つの大きな変化を否定する動き -- 政府の積極的な需要創出による経済の牽引 -- 政府による所得の再分配の推進と社会保障の充実議論の中で自由民主主義は封建制からの移行が前提条件で、労組や農協のような多様な中間団体が支えることで成り立っているという話が出ていて、それらの中間団体を破壊する新自由主義が脅威であることが理解できる。また、そ…