とにかく力んでしまう病に侵されている私は『猫の妙術』から、極端にも「無」の心持ちを心掛けることにしました。心掛けると言っても「無」の何たるかも分かりませんけれども、余計なことを考えなければ力の入りようもあるまい、という発想です。 新日本プロレスの本間選手ではありませんが、こけしです。こけしになります。無表情、無思考。 そんな極端な発想が功を奏して、余計な力が入らず、また余計な思考もなく身勝手な攻めも無い。という状態になりました。 反面、ここという機会を捉える打突も出来ず、これと言った攻めも無い感じ。結果、どちらかというとマイナスでした。「無」を意識しすぎて、無になれない。凡人ということですな。…