はじめに 一昨日(3月15日)のブログで、オミクロン変異体による第6波流行においては、発症から短期間での重篤化や死亡が特徴であることを述べました。しかし、これはオミクロンの病態の特徴というよりも、mRNAワクチン接種の悪影響ではないかという個人的疑問をもちました(→短期間での重篤化・致死はオミクロンの特徴?)。 その翌日、大阪府災害対策本部の第73回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開催され、大阪の感染流行に関する詳細な資料が公表されました [1]。そこで、この資料に基づいて、第6波における死亡までの日数短縮について、さらに考察してみたいと思います。 1. 死亡率と重症化率 資料の11ペー…