「肌を刺す暑さ」と「熱気のプール」暑さの種類が昔と違う 今日も朝から暑い。昨日も暑かった。明日も暑いだろう。連日の猛暑にさすがの夏好きのわたしも閉口している。 昨日の午後、交差点で信号待ちをしていたときのこと。ふと「今の暑さはこれまでの体感と種類が違う」という思いが浮かんできた。 同じ気温だとしても、10年くらい前までは暑い暑いと言いながらも “暑さを楽しんでいた” と思う。そもそも、身体を押しつぶしそうな熱エネルギーが降り注ぐから暑いと感じるので、空気そのものが暑過ぎるとは感じなかった。 言い換えると、夏の光が肌に突き刺さるような感覚はあっても、暑さに淀んだ空気の中でもがきながら過ごすという…