老舗は世に沢山ある。江戸の下町辺りに行けば、ウナギ屋、蕎麦屋、ドジョウ鍋屋、天婦羅屋、寿司屋、お煎餅屋、団子屋…。それぞれを探訪しつつそぞろ歩けば数日は必要だろうし、財布も軽くなるだろう。 さてそんな老舗がずっと大切にしている物は何だろう。味は当然の話だが、外見の話だ。創業当時の秘伝のたれ? のれん? 幸いに空襲で焼けていないのならそうだろう。あとは「看板」だろうか。古びたお店の看板を今でも大切に掲げている店があれば、その時点で味の良さは保証されたもののように思える。 自分も参加させて頂いている山岳会、あるいはアマチュア無線の移動運用の会も、その世界では「老舗」と言えるだろう。一体その世界とは…