早いものでお盆になりました。きっと、実家に帰ったり、ご家族と会ったりと忙しいことと思います。台風が心配でしたが、今のところ落ち着いているようですね。 さて、ご主人さんの本便りです。 よく、雑誌とかでいろいろな方々の「おすすめの本」という特集を見ると、つい買ってしまいます。そして必ず紹介されるのが、梶井基次郎氏の「檸檬」です。 著者は若くして病に侵され31歳でこの世を去りました。その生きたいという切望と、死にゆく肉体の悲しさ、屈辱がよく描かれています。まさに名作。素晴らしい文章です。無念です。お元気でもっと沢山書いてほしかったです。 そして武田百合子氏もよく紹介されます。作家の武田泰淳氏の奥さま…