はしご酒(Aくんのアトリエ) その五百と六十 「スリカエル! スリカエル?」 想定内も想定外も全て含めた窮地に、陥った際の権力者たちの起死回生の隠し球として、そのダークな力を遺憾なく発揮してきた手口の一つが、この、「掏(ス)り替える」だ。 そう、掏り替える。 もちろん、この「掏り替える」、この世に数多いるカエルたちの中で、群を抜いてタチが悪い。 ナゼなら、このカエル、御用メディアやら御用学者やらまでもを抱き込み、巧みに絡ませつつ、一般ピーポーたちの目を、肝心要のド真ん中から上手い具合にズラして逃げ切りを図るという、トンでもなくオキテ破りのクソ戦法を得意とする、クソガエルだからである。 では、ナ…