(metonymy) 「メトニミー」 比喩法の一。ある事物を表すのに、それと深い関係のある事物で置き換える法。「隠喩(メタファー)」が、異なる属性との相似関係を設定して、別の属性を与える表現法なのに対して、「換喩」は、そのものの属性またはそれに密接な関係のあるもので表現する修辞法を指す。「〇〇といえば〜」というくらいの共通認識によって可能になる表現。
今井むつみ 秋田 善美 著 「言語の本質」メモ 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美 中央公論新社 Amazon 今井むつみ 秋田 善美 著「言語の本質」メモ 第1章 オノマトペとは何か
なんか離婚に関する話題で、興味深い日記があったな。 anond.hatelabo.jp・言葉によく「お」を付けること。例えば、お手洗い、お気をつけて、お箸、お皿、など。妻はトイレ、気をつけて、などと言う。言われて初めて気づいたが。 ・食事の時、箸で口まで運ぶ時に手を添えたり、食事中に会話をする時に手で口を隠す動作が男のくせに女子力が高く、受け入れられない。交際中もそうだったが、外でだけだと思っていたらしい。 ・関西人なのに関西弁を喋らない。 妻の「受け入れられない点」が、何か細かいなという印象があった。「しょうもない」と言えばそうなんだけど。 離婚すべきかと相談する妻にどう対応しよう そんな些…
女性脳とは、自分も認めた間違った行動を直さないケースのことだ。原因と理由、対策を教える。 間違いを直さない女性脳のパターンは三つだ。直さない自己を自分で尊敬している。 日本人の「間違っている言葉」 ここで「間違い」の例は、「風呂に入る」「風呂がわきました」という話し方のことです。「風呂」とは、浴槽を設置している空間のことです。だから、正しい言い方は「入浴する」です。「入浴」の意味は「身体の汚れを湯を浴びて洗い流す」です。したがって「シャワーの湯で身体の汚れ、分泌物、増殖した常在菌を洗い流すこと」も「入浴」にあたります。 例にあげた「風呂」は「入浴」の言い換えです。「換喩」(かんゆ)といいます。…
はじめに 本記事では、飯泉佑介『意識と<我々> 歴史の中で生成するヘーゲル『精神現象学』』(2024、知泉書館。以下、特に断らない限り、括弧内の数字はこの本の頁数を指す)の「第七章 世界を欠いた意識の関係 自己意識章について」について、内容要約と検討をおこなう。 本書はヘーゲル『精神現象学』を「「学」としての哲学の歴史的生成と正当化」という観点から包括的に捉え直した研究書であり、論点は多岐に渡る。 表題にもなっている「<我々>」についての考察や、「信仰と知」における構想力と『精神現象学』の関係、更には終章におけるフーコーの「現在性」概念と『精神現象学』の比較など、興味深い議論は無数に存在するが…
① ・ミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視・女ぎらい)の男には、女好きが多い …女好きのミソジニーの男は娼婦好き(娼婦を人間として愛するのではなく、カネで買った女を自由に玩び、ときには本人の自制に反してまで自らすすんで従わせることが好き)が多い →自分を性的に男だと証明しなければならないそのたびに、女というおぞましい・汚らわしい・理解を超えた生き物にその欲望の充足を依存せざるをえないことに対する、怨嗟と怒り ・ミソジニーは、女にとっては自己嫌悪 ・苦界にある女への道場や共感は、厳然と引かれた階級とジェンダーの境界線を舞台装置として、絶対安全圏にいる者の自己満足のための資源となる ・聖女と崇められよう…
ちくま評論入門【二訂版】高校生のための現代思想 ベーシック岩間輝生: 元東京都立高等学校教諭太田瑞穂 :東京都立西高等学校坂口浩一 : 東京都立小山台高等学校関口隆一 :筑波大学附属駒場高等学校筑摩書房2021年11月20日 初版 第1刷発行 現代思想を勉強しようと思ったわけではなく、 丸山眞男に関する本を図書館で検索していたら出てきた本。とある勉強会のテーマで、丸山眞男が話題になったので。しかし、書架を探しても見つからず、係りの人と一緒になって探してみた。検索で出てきたのとはちょっと違うかも?でも、きっとこれです、といわれて手にしたのが本書。 高校の教科書というか、副読本なんだろうか?「高校…
山本浩貴(いぬのせなか座)『新たな距離』の続き。 jisuinigate.hatenablog.com 言葉が書かれ、書き直されるたびに、新たな「私」と「宇宙」が創発する。その速度と密度が高まるにつれ、小説を書くことと、〈私〉を制作することは等しくなる。小説を書き直すことは〈私〉を書き直すことであり、それは生命に似た何か=小説を生み出す過程である。 しかし、どのようにして小説を書くことと〈私〉を制作するということが等しくなるというのだろうか。前回はこの論理的なつながりを問題とした。ここには私が言語的存在である、という強い前提がある。言語は私を形作る。とすれば、言語の高度な操作(の一つ)である小…
論理的なものの由来——どういうところから人間の頭脳のなかに論理が生じたのか? たしかに、非論理的なものからであり、そうしたものの領域はもともと途方もなく広大なものだったに相違ない。しかしわれわれが現在行なっている論理的な推論とは違った推論をしていた無数の存在は滅び去った。にもかかわらずそのほうが、より真であったかもしれない! たとえば「等しきもの」をあまり見出すことのできなかった者——食物に関し、あるいは敵対する動物に関して、——つまりあまりにもゆっくり演繹し、演繹においてあまりにも慎重であった者は、およそ類似したものに出会いしだい即座に等しいものと推定した者よりも、生存を続ける公算が小であっ…
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(24) 『ヨコスカ・フリーキー』から『ベットタイムアイズ』へ 山田詠美は1959年に生まれ、明治大学漫画研究会に所属している時代にプロデューが決まり、主婦の友社の『ギャルコミ』に「ヨコスカ・フリーキー」(1982年3月号~83年1月号、本名の山田双葉名義)を連載します。横須賀を舞台にハーフ(黒人の父、日本人の母)のJBと女子高生との恋愛マンガです。小説家としては、1985年に「ベットタイムアイズ」――売れないクラブ歌手キムと黒人米兵スプーンとの同棲生活を描く――で文藝賞を受賞しデビュー。芥川賞の候補にもなりました(その後、1987年「ソ…
コメント返し 隻手の音声(せきしゅのおんじょう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書 B.R.ONLINE - Style Web Magazine & Online Shop | ビー・アール・オンライン | Maison Margiela(メゾンマルジェラ)のお話 vol.1 意味とコンテクスト 視覚文化における「仲介者」の重要性 講義 展示の記号論 佐藤守弘「眼視の力——コミュニケーションとしての商品展示」 展示の意味作用 クシシトフ・ポミアン『コレクション: 趣味と好奇心の歴史人類学』 ロマン・ヤコブソン「言語の二つの面と失語症の二つのタイプ」(『ヤコブソ…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 もし自分が読書ができない人だったら どんな人生になったんだろうか?と かなり不安になります。 もちろん読書が嫌いでも しっかり勉強できる人もいらっしゃいますが 私の場合は 勉強の9割以上が読書と言っても 過言ではないのが現実ですので もし読書しない人だったら 相当に苦しい人生を歩んでいたんだろうなと 恐怖を感じます。 読書好きで良かった。 まともな人間でいさせてもらってる気もする。 今回ご紹介する書籍は、 【 知覚の哲学 ラジオ講演1948年 】 です。 本書をピックアップした理…
小説は、深刻なものを深刻一色に、悲しいものを悲しい一色に書くのは簡単だけど、それでは書いている本人がつまらなくて、そんな書き方をしていたらバカになっていくような気がしてくる。どうしてそういう風に思うのかの説明を自分でもつけられないが、とにかく小説家はあの手この手を使って、小説が一色に染まらないようにする。小説は書体や文字の大きさを変えずに紙にべったりと印刷される表現形式だから、そこには本筋と脇道、大事なこととどうでもいいことという区別はない。 (保坂和志『小説の誕生』 p.94) 8時15分起床。台湾で地震発生の報道。マグニチュード7。震度6強。かなり大きい。外はきのうにひきつづき雨降り。気温…
⚫︎マイケル・フリードを初めて読んだのは1995年に出た「モダニズムのハードコア」に収録された「芸術と客体性」だったが、強く印象に残ったのは、同じ年の「批評空間」二期7号に掲載された「二つのレアリスムの間に」というテキストだった。「芸術と客体性」と全然違うし、こんな風に「絵画に触れる」人は他では見たことがない、という感じで深く印象が刻まれた。 こんな風に絵画に触れる人は他に見たことがないという印象は、改めて、今読み直しても変わらず、さらに、その絵画への特異な触れ方を「美術史家」として歴史に返すというか、歴史の上に配置しようとしている仕方もまた、とても特異なものだと感じる。 「二つのレアリスムの…
※愚痴っぽい内容です。www.youtube.comwww.youtube.com動画の人は整形外科医の高須幹也だ。 「親ガチャ」という存在を認めつつ、「親ガチャ」という言葉を発する人たちへ「親ガチャ」という言葉を発すること自体の損を訴え、アドバイスによってより良い方向へ導きたいそうだ。俺は「親ガチャ」を使っている人間はその損を少なからず自覚していると思う。なんならそういう言葉で親を蔑むことによって深く傷ついている人もいると思う。それでも使わなければ自分をたもてない人なんだと予想している。 高須幹也からしたら今一度、損得勘定をして使うのを控えたほうがいいということなんやろうな。 俺としては「親…
探究による学びの過程をワクワクしながら追体験することができる本に出合った。『言語の本質―ことばはどう生まれ、進化したか―』(今井むつみ・秋田喜美著)である。著者の一人である今井氏は、言語と身体の関わり、特に音と意味のつながりが言語の発達にどのような役割を果たすのかという問題に興味を持ち、成人と乳児、幼児を対象に数多くの実験を行ってきた認知科学・発達心理学者。もう一人の秋田氏は、大学院生の時から一貫して、他言語との比較や言語理論を用いた考察により、オノマトペがいかに言語的な特徴を持つことばであるかを考えてきた言語学者。今井氏が実験をデザインする時にいつも頼りにしてきたのが、世界中のオノマトペ研究…
原文 私というのはひとつの無人島である。主体化された動物(※1)がそこで活動し、群れが社会(※2)を形成し新たな形態を得たとしても、欲望(※3)を主体化された点が所有することはない。そもそも、その欲望は主体化された点が所有していたものではなく、異なる主体化された点が志向していた、ひとつの記憶(※4)だったのかもしれない。そして欲望は姿を変えて、異なる点に出来事を投げかけていくのだろう。この時の記憶は内部と外部にあり、分有されうるものでありながら、外部を折り込むことで内部に折り込まれたひとつの形態の在り方に働きかける。それ(ら)は、無人島に現れたひとつの記憶であり、いくつかの記憶でもある。そして…
15世紀から20世紀までの英語について,世紀ごとに変化を記述している。先行研究から出発し,コーパスやテキストを通して英語の軌跡を追っている。どの世紀についても句動詞,仮定法,補文がトピックに入っているのが特徴である。 動詞派生前置詞concerningは,がんらい,フランス語のconcerner(言及する),ラテン語のconcernere(関係する)を語源とする,中英語の借用語concernenの現在分詞である。 この語はMEDによると2つの意味がある。一つは,人について「認識する,注意する,心配する」の意味 (Of persons: (a) to discern or perceive (s…
我々大学生の自由研究あいうえお作文グループでは、ランダムに決めたお題であいうえお作文を作り、発表する会を行っています。 ここでは発表された作文の中から、優秀作および月間最優秀作「ミルクケーキ賞*1」を公開していきたいと思います。 月間最優秀作「ミルクケーキ賞」 ミルクケーキ賞に選ばれたのは…… お題「錦鯉」 作者:二ツ島 【講評】 一つの物語を5段で完結させている構成的な巧みさが光る作文です。一目見ただけでも、シリーズ名、タイトル、ナレーション、セリフと、さまざまなレイヤーの文章が整然と配置されていることが分かります。そもそもが既存の小説に則っていることで経済的に多くの情報を盛り込んでいるわけ…