沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫) 作者:豊子, 山崎 新潮社 Amazon 抜本的な経営改革の難しさがまざまざと書かれています。 既得権益を守ろうとする者が、あの手・この手で会長の改革を阻止する様は滑稽さよりも人間の恐ろしさを感じさせます。 現代でも抜本的な改革で苦労している経営者はいますが、本書に書かれているような改革阻止の動きをみると、一度全部破壊(破産)してしまった方が直しがスムーズなのでは?と思ってしまいました。 それぐらい人間の既得権益を守ろうとする力は強いです。 自分もそうなるのかもしれない(実はなっているのかもしれない)と思うと、何のため会社かよくわからなくなりますね…