中国の1月-3月のGDPは対前年で4.8%成長、今年目標の5.5%に大きく差をつけました。ここ一ヶ月の上海の様子をみているだけでも正常な経済活動がほぼ停止しているような状況なので、4.8%と聞くと「予想よりもよかった」という人も多いと思います。中央からの、もっと正確に言えば習近平総書記のゼロコロナ、コロナ封じ込め指示による無茶ぶりが世界第二位の経済を麻痺させているというのが外部からの見立てではないでしょうか。 秋の第20回党大会で任期を全うすると表明した李克強首相は最後のお勤めということか、ここへきて存在感を示しています。各省の長を集めた会議で雇用確保と物価安定を指示しました。具体的には減税措…