今春、息子が遠方地に進学しまして。遠方地と言っても国内で、大した距離ではないのです。しかし、ほぼ連絡が取れないという状況にあります。 通信手段がいまより自由ではなかった時代においては、地方から都会に出す親の気持ちと言うのは、概ねこんなもんだったのだろうかと想像します。 息子の将来の希望を思うと、恐らく寝食を共にすることも、そうありますまい。感慨深いもんです。「感慨深い」と思う気持ちが、私にもあったというのも発見ではあります。春は発見の季節とかなんとか。 息子は三月末の早生まれで、やはり同年齢の子に比べると能力に劣るといいますか、まあ出来ないことが多くて。それも個性で仕方なしと、仔細については放…