新下駄配列は、日本語のカナ入力用配列のひとつ。
標準のJISカナ入力(左上から右方へ「ぬふあうえお……」とアサインされた配列)の代わりに用いる。英文タイプで言うところのQwerty配列に対するDvorak配列やColemak配列のようなもの。この種の配列は、他にも色々と提案されているが、カナは文字の種類が多いため、それを何とかしてキーボードに収めるための工夫の仕方にそれぞれの配列の特色が表れている。
この新下駄配列は同時打鍵方式のシフトを用いてキー数の不足を補うが、親指シフトではなく、月配列のような中指・薬指シフトを用いる。濁音・半濁音付き文字(「が」など)は、清音(「か」など)とは全く別個の文字として扱われ、文字の連接頻度や出現頻度に基づいてキーアサインがなされているため、熟練者にとっての効率はよいが、入門者にとっての難度は高めだとされている(有志による教材が発表されている)。また、「しゃ」などの拗音付き文字がアサインされていることも特徴的である。
考案者により、ウィンドウズ用に、複数のキーカスタマイズアプリケーション向けの設定ファイルが公開されている。
また、有志により、マッキントッシュ用のキーカスタマイズアプリケーションでも対応している。