人道的な活動はなぜ戦後補償問題へと発展していったのか。韓国人帰還に献身した日韓夫妻の足跡をたどり、運動の真実を明らかにした力作。戦後史観の歪みを正す。まず何より、この本を書かれた新井佐和子さんに感謝する。 ふとしたきっかけから、「サハリンに韓国人が多数残っている」ことを気の毒に思い、募集広告に応じて事務局に勤務すること3年。その行動力がすごい! 私自身、キリスト教徒にある偏見をもっていたが、こんな素晴らしいキリスト教徒もいるのだなということが知れてよかった。 その後、反日バカ左翼どもによって、引っ掻き回されることになる運動の実態を冷静な筆で描いていく。 「平成3年(1991)改訂の「広辞苑」第…