近世の封建時代から倒幕、そして近代国家として「この国のかたち」を作り上げた人たちを、20編取り上げました。改めて見直すと、倒幕も日露戦争もそして太平洋戦争も、携わる人物の熱意と情熱は変わらなかったのかな、と思ってしまいます。それでも胆力と冷徹な判断力、そして「不運」を回避する不断の努力というところで、運命が分かれたのかと思いました。 ここで(いつものように)迷った本たちを紹介します。 ・堀田正睦 開国 愚直の宰相堀田正睦 佐藤 雅美 (1995) ・井伊直弼 妊婦にあらず(村上たか) 請田 玲子 (2006) ・吉田松陰 風の如く(久坂編、高杉編) 富樫 倫太郎(2014) ・高杉晋作 高杉晋…