栄部隊誌01 栄部隊誌02 栄部隊誌03 義父は明治45年(1912年)生まれで2006年で94歳になります。敗戦を迎えるまで、義父は「北支那派遣軍特殊情報部陸軍通訳生」として暗号の解読、翻訳の仕事をしていました。1995年、大東亜戦争終結後50周年記念として「元北支那派遣軍特殊情報部(北京栄弟9440部隊)」の方々が一般の世の人々が知ることのない特殊な経験を後世に残したいと栄部隊誌を作成しました。義父はこの文集に「盧溝橋事件と新華社電報」という論説を投稿しています。その概要は次のようになります。敗戦後、組織は解体され連絡網は壊滅したが地方には通信機器と情報班の何人かは残っていました。1947…