こんばんは、鍵野です。数日前から外に出ると金木犀の香りを感じるようになりました。少しひんやりとした空気に淡い金木犀の香りを感じられるこの時期が一番好きです。別に金木犀がこちらを喜ばせようとして咲いているわけではないはずですが、その香りで瞬時に気分が変わってしまうくらい、人は環境とつながっていて、一瞬一瞬止まることなく流れ続ける無常な存在であることを改めて意識しました。 金木犀の香りが正しくて、同じく秋をイメージさせる銀杏の匂いは臭いから間違っているというわけでもなく、こちらの好き嫌いに過ぎないわけで、智慧ある人であれば、どちらにも価値を入れずに、ただ単にそれぞれを香りとして近づけも遠ざけもせず…