岡山は、すっかり春めいてきました。 朝晩はまだ冷え込みますが、日中は春の日差しを充分感受できるように なっています。 冷えた水がめの氷が、陽光で割れコーヒーゼリーみたいに浮いているさまが 個人的にはとても好きな、大角設計の一コマです。 早春というのは、そういった「溶け合う」風情が とても美しい季節だなと感じています。 春の訪れのまえにいつも事務所で行われるのが 「芝焼き」です。 病気・虫の予防や新芽を出すために、覆いかぶさった古く枯れた箇所を 焼き払います。 田舎育ちの私は、こういったのんびり溶け行く時間が、性に合っています。 パチパチと小さな音と共に、モクモクと音無き煙が上がり しゃっ、っっ…