JAL 大赤字の裏側 (最後に読者感想・11月12日追加) JALは、今年も最終的な損益が1460億円の赤字で、2800億円を超える赤字を計上した昨年度に続き、2年連続大赤字となる(2021年11月2日発表)。 一方、全日空は、1000億円の赤字になるという見通しを明らかにし、コスト削減を進めるため、ANAとその系列の従業員を早期退職者を中心として2025年度までにおよそ9000人減らすとしている。昨年度のANAグループ全体の決算は最終的な損益が過去最大の4046億円の赤字だったのに比べると、だいぶ少ない。堅実な企業努力が根底にあるのだろう。 しかし、日本航空は、今年、全日空よりも赤字が多く、…