今週のお題「最近おもしろかった本」 邪の国、ジャパン 故・池田晶子さんの「残酷人生論」を読み返しています。「14才からの哲学」「考えるヒント」シリーズなど、折に触れ読むたびに彼女の単刀直入で適確な考察に唸らされます。竹を割ったような潔さ、美しささえ感じます。 極めつけは「死は無い。なぜなら、死は無になることだが、そもそも無は無いからである」。ここまで簡潔に言われると、普通は呆気にとられてしまうのではないでしょうか。我々は本当に複雑怪奇な世界に生きているので、彼女の思考の論理的簡潔さに戸惑う人も多いようです。 沖縄大学土曜教養講座で「米軍人の公務外不法行為とSACO見舞金不支給事件」をオンライン…