大河ドラマ「どうする家康」の26日放送は「氏真」のタイトルで、徳川家康と因縁浅からぬ関係の今川氏真とその妻が描かれました。ドラマでは糸と呼ばれていた妻は、相模の北条氏康の娘です。 糸が氏真の元に嫁いだのは、甲相駿三国同盟をより強固なものにするための政略結婚でした。三国同盟は、武田信玄、今川義元、北条氏康が結んだ和平協定で、これによって信玄は信濃、義元は尾張へ侵攻し、氏康は関東平定を目指せたのです。 それぞれの嫡子に娘を嫁がせるということで、今川氏真は糸(早川殿)と、武田義信には今川義元の娘(嶺松院)、北条氏政には武田信玄の娘(黄梅院)が嫁したのですが、同盟は10年余で破綻してしまったのです。 …