中学から子供が早稲田に世話になったこともあり、卒業をした今でも家には毎月「早稲田学報」が届く。分厚く読み応えのある中身の詰まった雑誌であり、さすが多彩で文芸に秀でた人が集うさすがの早稲田だけのことはある。(わざわざバラで買う人がいるかは定かではないが、定価1000円もする) 今月の特集は「早稲田と本屋」。早稲田界隈の書店、古書店と卒業生たちの書店にまつわる思い出の特集。 眺めつつ思うのは、書店好きだった人間において早稲田の古書店群には大学時代全く縁遠かったということ。早稲田とさほど離れていない学習院にいたにも関わらず・・である。 学習院というのはすべてがそこに完結された場所だった。 学ぶ校舎、…