ご近所の農家さんに素晴らしい枝ぶりの柿の木があります。昨年、そこの柿を頂いたら甘くて瑞々しくて驚くほど美味しくて。出来たら今年は買わせていただいてでも、食べたいなあ・・なんて思っています。 柿の木と言えば、子どもの頃に住んでいた改築前の実家の庭には大きな柿の木がありました。初夏、青々とした葉に太陽の光が当たると、薄っすらと黄緑色に透け、それが梢越しに反射してキラキラしていました。その光景を見るたびに、得体の知れない昂揚感がお腹の底から突き上げて来て、場所なんてどこだっていいから、今すぐ駆け出していきたい衝動に包まれたものでした。あれは、一体なんだったんだろう? そんなことを思っていた矢先、先日…