自己紹介を兼ねた映画遍歴、後半です。(前半はこちら) 仕事に邁進していた30代前半、同時に自分の限界を感じて悶々としはじめます。体力、瞬発力、コミュ力…この職業に必要な要素がどれも少しづつ足りないことを自覚。「小生意気な若手女子」という下駄もとうに履けないお年頃です。この頃よく寝落ちするまで観ていたのが寿命の短いレプリカントのお話「ブレードランナー」、36歳で亡くなったマリリン・モンローの「お熱いのがお好き」「紳士は金髪がお好き」などでした。荻窪の狭い部屋で一人、繰り返し同じ映画ばかりをただ目にチカチカと映しながら眠りにつく日々。そして青春の終わりを悟ります。 マリリンのように散れなかった36…