以前は趣味と言ってよいくらいには休みの日に喫茶店へ赴いていた。特定のということではなく、そのときの気分にあわせて。要は喫茶店巡りということだ。僕の、というよりは妻の趣味だったわけだけれども。夫婦ともにカフェ巡りと言わないあたりに静かな矜持とこじらせ具合を感じ取ってほしい。 赤子と喫茶店はこの世で屈指の相性の悪さを誇る。自然と足が遠のいてしまっていたが、先週末は久々に喫茶店形態の飲食店に行った。赤子を容認する喫茶店などこの世に存在しないので要はカフェなのだけど、僕のようなものがカッフェなどと口走ってよいのかとまわりくどく形容した次第です。 妻が事前にベビーカーOKのクレープとガレットをメインに据…