アルバート・アインシュタインが1934~1950年に発表した諸著作をまとめたもので、現在では手に入れるのが難しい。こういう時の図書館ということで借りてきて一通り読んでみた。かなり回りくどい記述や、当時の訳文が読みづらいこともあり、当然ながら全てを理解できているわけでは無い。 科学と宗教 宗教なき科学はびっこであり、科学なき宗教はめくらだ、と示している通りでアインシュタインは科学と宗教を分離したものとは捉えていなかった。科学的に説明がつくものは科学を使うべきで、そうではないもの(関連する因子が多く偶発的としか捉えられないようなもの)は宗教として扱われるのが良いとしている。一方で、人格神は認めてい…