普通名称化と防止措置(その1) 続いて、中山 真理子弁理士の「普通名称化と防止措置」を読んでいます。普通名称化とは何か、普通名称化を防止するための方策、各企業の努力という前半と、法的な対応、特に、海外法制、取消制度についての後半になっています。 今日は、前半部分を読んでみます。 まず、普通名称化とは、商標がその使われ方等によって徐々にその機能を失い、需要者・取引者間において、ある商品・役務そのものを表す一般的な名称として認識するにいたった場合とあります。 商標が、著名で、商品・役務自体が目新しいときに、権利行使や辞書等への記載への抗議を放置すると普通名称化が発生すると言われています。 例として…