暗号の子 本書のことをどうやって知って、地元図書館にリクエストしたのか忘れてしまったのだが、数か月の待機を経て廻ってきた。作者の作品に触れるのは初めて。Web3.0、AI、SNS、VR、仮想通貨/暗号資産、ロケットなどの現在のテクノロジーを題材に、人とのかかわりを描いた短編集。SFといえばSFなのだろうが、今話題のデジタルテクノロジーを扱い、状況設定も現代の日常なので身近な感覚で読める。 Web3.0とか暗号資産については、書籍やWebで知識だけはそれなりに身に着けているつもりだが、小説を通じてよりリアリティが持てた。 Web3.0についてはその思想性の指摘も聞いていたが、フィクションではある…