三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾 作者:近藤 康太郎 CCCメディアハウス Amazon p63「文章を書くのはなんのためか。~中略~狭量と不寛容と底意地の悪さにあふれた、争いばかりのこの世界を、ほんの少しでも住みやすくするため、生きやすくするため、肺臓に多量の空気が入ってくるために、書いているのではないのか?」 この下りを読んで、それこそ心がすうっと広がるような気がした。 今までは、けっこう恨みつらみを(なるべくそうとは見せないように見栄を張りながらも)文章で吐き出してきたのだと初めて自覚できた。そのために書いてきたかもわからない。それを続けても苦しくなるばかりだった。でも書かずには…