姜維、表紙絵二回目。もう最後です。見れば五十巻が初の姜維表紙絵で二回目の姜維が六十巻で最終巻となる。 英雄たちが次々といなくなった最終章でただひとり英雄的な存在の姜維。彼がいなかったら玄徳亡き後のパートはかなりきついものがあったと思っています。 横山先生もすべての英雄の穴埋めにしなきゃいけないとばかり最高に美しく描かれているように見えます。 その姜維の姿もこの巻をもって見納めです。 ネタバレしますのでご注意を。 楊儀は酒びたりの荒れた生活をしていた。 蜀軍を無傷で漢中まで引き揚げさせさらに謀反人魏延を討ったというだけでも大変な手柄なのに丞相を任じられたのは彼ではなく蒋琬であったのだ。 楊儀は蒋…