ネタバレしますのでご注意を。 初戦、蜀軍に手痛い打撃を受けた魏の曹真は陣を後方に下げ軍の再整備をせざるを得なかった。 曹真と郭淮は談義した。 郭淮は西羌王国に力を借りることを提案する。西羌は曹操の時代から交易があり朝廷の名を持っていろいろな爵位を与えていたので恩を感じているのだという。 また西羌王国は他国とも交易しその武器戦法は我らとは違うものである。その西羌の兵に蜀軍の背後を突かせるのです。 この進言は曹真の心を動かし郭淮に使者を送らせた。おびただしい重宝珍器の手土産を持たせたのだった。 当時中国の人はチベット人と蒙古人との混合体により成る一王国を西羌王国と呼んでいたという。西羌王国は欧州ト…