曽我ひとみさんの秋田市で講演に『北斗星(241202秋田魁新報)』は思う▼1978年に新潟県の佐渡島から北朝鮮に拉致され、24年後に帰国。共に拉致された母の消息は分かっていない。拉致された状況や母への思いなどを切々と語った▼北朝鮮では「日本、古里を思うとき、空を眺め『この空は日本に続いているんだよなあ』と独り言を言っていた」と。「今この瞬間にも空や海に向かって日本を思い、涙している人がいる」と拉致被害者全員の早期帰国を訴えた▼政府認定の拉致被害者は曽我さんら帰国した5人を含む17人。このほか拉致の可能性を排除できない特定失踪者が800人以上▼拉致は本県でも身近な問題。空や海が続く先に、理不尽な…