https://amzn.asia/d/asOtvVz 今まで読んだブルーバックスの中で、一番良かった本。 予想通りというべきか、評判は微妙だった。自分が気に入った本程「なんか偏ってる」とか「要領得ない」的なレビューがついている。 この本は大きいテーマと、個別の詳細で具体的な記述が両立している点。 揮発性物質は鉱物から、高温では離れ、低温では入り込む。 これと化学反応や酸化還元やマントルの対流といったものと併せて、鮮やかに鉱物の循環が描き出されている。 エントロピーという言葉の使い方や、既存の説明の仕方への提言など、細かく読めば知識のアップデートとしてとても為になる。