実は仏教由来の言葉って色々あるんですが、“有耶無耶”もその一つです。 うやむやは結論を出さず煙に撒く様な意味合いで使われます。 しかし本来は有耶(存在)と無耶(非存在)を解り知ることを指す言葉。つまりは有るのか無いのかを整理する際に使われたのが起源。 有るのか無いのか。 有る様に見えるが実は無い。 無い様に見えるが実は有る。 有るは無いで、無いは有る。 有るに固執しても真理はそこにない。 無いに固執しても真理はそこに無い。 お釈迦さまの入滅後、この辺りが大論争が巻き起こったみたい。 それを龍樹菩薩という大天才が平くお鎮めになったそうな。 般若心経にも色即是空 空即是色とある。 全ては空なのだけ…