前回のブログで、『「株」投資家を含め、個人は皆、自分の人生の経営者だ。』と書きました、その続きを書いてみたいと思います。「個人は皆、自分の人生の経営者だ。」という趣旨の発言は、幾つかの場面で見聞きしたことがあります。私自身も趣味の掲示板などで使ってきました。 でも新進気鋭の経営学者・岩尾俊兵氏が放つその言葉には独特の重みと説得力がありました。 岩尾俊兵・慶応義塾大学商学部准教授を知ったのは、正月明け、2024/1/10付けの日本経済新聞(「Analysis」というコーナー)です。「ヒトとカネと二元論脱却を」という2,800字の論考記事が目が留まりました。経営の目的は「ヒトの幸せ(=価値)の創造…