台風が通り過ぎた後だからでしょうか。外に出ると、秋の気配がする風。たしかに立秋も過ぎ、暦のうえでは、もう秋なんだなぁと、ふと思いました。 古今集に収録されている、まさにこの歌の感覚ですね。 秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる(藤原敏行朝臣) 「秋たつ日よめる」つまり立秋の日に詠まれたというこの歌ですが、季節感を失いかけた現代人にも、繊細な感覚を思い起こさせてくれる素晴らしい歌だと思います。 病気になって退職するまでは、中学受験の塾講師をやっていたので、この時期は、毎年本当に忙しかったです。早朝からの夏期講習、そして、合格合宿、お盆特訓‥‥ ほんとにいっぱいあるんで…